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コンテナの費用は総額で比べる|見積もりの工事範囲と分担をそろえる

コンテナの事業利用を考える記事のアイキャッチ。2040 GALLERYの参考実例写真
写真:休息所「OYAMA Daily Farm:大山牧場」
参考事例|出典:2040 GALLERY

「コンテナの見積もりは、どの費用まで含めて比べればいい?」「本体が安くても、あとから工事費が増えることはある?」

本体価格が分かっても、ほかにどんな工事費がかかるのか、総額はいくらになるのか迷うのではないでしょうか。

コンテナの費用は、本体・現地工事・運搬・設計申請を含む総額で比べます。建物の仕様と工事の範囲をそろえ、自分で用意する費用も加えて比べましょう。

この記事では、コンテナの購入を検討中の方へ、本体の価格と現地の工事費を合わせた見積もりの比べ方をご紹介します。

見積もりを取る前の方も、どんな費用を確かめればよいか一緒に見ていきましょう。

目次

本体価格の範囲は引渡し時の状態で確かめる

大山牧場の休息所を別角度から見た外観。黒い外壁と扉、入口の庇、足元が見える
写真:休息所「OYAMA Daily Farm:大山牧場」
参考事例|出典:2040 GALLERY

本体価格を比べる前に、どこまで仕上げて引き渡してもらえるかを確かめます。次の二つを分けて整理しましょう。

大山牧場の休息所は、要望に合わせて加工したコンテナを販売し、工事は施主が行った事例として紹介されています。自分の計画でも、本体が届いた後にどんな工事が残り、誰が行うかを購入先に確認しましょう。

大山牧場の休息所の室内全体。床と壁、奥のカウンターと椅子が見える大山牧場の休息所を斜めから見た室内。カウンターと2脚の椅子、床・壁が広く写る

本体・現地工事・設計申請を同じ表へ並べる

本体の見積もりと、使い始めるために残る工事を合わせて整理します。主な確認項目は、次のとおりです。

区分含む・別途・未定を確認する内容
本体・加工台数・寸法と窓・扉等の加工範囲をそろえる
内装・設備断熱・仕上げ・空調・電気・給排水の仕様を照合する
基礎・敷地調査・基礎・敷地整備の要否と範囲を確かめる
運搬・据付輸送の区間と回数、揚重・据付を含むかを聞く
接続・外構敷地側の設備接続と入口・駐車場等の範囲を決める
設計・申請設計・必要な申請や検査の費用と担当を聞く

例えば室内にコンセントや流しが付いていても、敷地の電源や給排水につなぐ工事まで含まれるとは限りません。自分の計画では、建物内の工事と敷地への接続を分けて見積書に記してもらいましょう。

出典:2040.JP|コンテナハウスの価格・建築費・2040 GALLERY|大山牧場の紹介。表は工事範囲をそろえるための編集上の整理です。

土地・備品・運転資金は建物費と分けて予算化する

土地や備品にかかるお金、仕入れなどの運転資金は、建物の費用と分けて予算に入れます。土地を買う・借りるときに最初にかかる費用も考えておきます。

施工会社には建物に充てる予算を伝え、事業全体の資金計画と区別しましょう。

出典:日本政策金融公庫|創業の手引「資金計画」(冊子27~28ページ)

見積もり前に敷地・設備・搬入条件をそろえる

コンテナの室内と足元を切り開き、本体側の窓・内装・設備と、現地側の基礎・据付・設備接続を区別した概念図。本体価格の範囲は見積もりで確認する
図:本体側と現地側で確認する工事(概念図)

用途・規模・設備と敷地の条件を同じ内容で伝えると、同じ条件の見積もりを頼みやすくなります。依頼前に整理したい内容は、次のとおりです。

図は工事範囲を整理する概念図です。本体に含む内装・設備と現地工事の範囲は、見積もりごとに確かめましょう。

予定地と使い方をそろえて見積もりを依頼する

予定地と使い方、希望する設備を同じ内容で伝えます。分かる項目を、次のように整理しましょう。

条件伝える内容
使い方・広さ業種・人数と必要な広さ、置きたい設備を伝える
本体・仕上げ台数・開口・断熱・内外装の希望をそろえる
予定地住所、土地資料、残す建物の情報を伝える
設備・接続使う機器と、電源・給排水の接続先を整理する
搬入道路・出入口と据付場所の写真を用意する
時期・支給品希望時期と自分で用意する機器を伝える

図面がなくても、予定地の写真と使い方のメモで相談を始められます。比較する各社には同じ資料を渡し、図面があれば同じ版を使いましょう。未定の項目はそのまま伝え、見積もりを作るときに、広さや設備をどう仮定したかも確認します。

出典:2040.JP|価格を決める建設場所・用途・規模・設備。依頼表は原典を踏まえた編集上の確認項目です。

現地確認で変わる費用と確定する時期を聞く

現地確認が必要な工事は、まだ決められない理由と、金額が決まる時期をメモします。地盤・基礎や設備接続、搬入・据付の条件は、担当者と調べる必要があります。

基礎なら地盤の確認、設備接続なら接続先の調査など、金額を決めるために必要な確認を施工者へ聞きます。仮の金額が入っている場合は、その前提と見直す時期も残してください。

施主が手配する工事も総額と日程に含める

店舗Sweets & Bread CREAMの白いコンテナ外観。ガラスの出入口と周囲の地面が見える
写真:店舗「Sweets & Bread CREAM」
参考事例|出典:2040 GALLERY

施工会社の見積書に入っていない、自分で頼む工事も、費用と終わる時期を別に記録します。次の二つを合わせて考えてください。

「Sweets & Bread CREAM」は、外構を施主が後から施工する予定として掲載された店舗です。建物の完成後に行う工事も、開業予算と日程へ含めることが大切です。

店舗Sweets & Bread CREAMの売場全体。入口、ショーケースと奥へ続く空間が見える店舗Sweets & Bread CREAMの厨房全体。窓際のシンクと作業台、奥のラックまで見える

別手配の工事は担当と引渡し条件を記録する

誰が発注し、どの状態で次の工事へ渡すかを決めます。工事や設備ごとに、次の項目を記録してください。

項目決める内容
手配と費用見積先・発注者・支払先と費用を記す
取付・接続搬入・取付・電源や配管の接続を誰が行うかを決める
引渡し寸法・接続位置と、作業を始められる状態を共有する
日程・確認着手・完了の時期と、完成後の確認担当を決める

設備を自分で買っても、取り付けや電源・配管につなぐ費用が商品代に含まれるとは限りません。機器の仕様を施工者へ渡し、建物工事との境界を図面や見積書へ残しましょう。

事例の出典:2040 GALLERY|Sweets & Bread CREAM。表は担当を整理するためのもので、この店舗の工事分担や見積もりを示しません。

建物の引渡しと営業開始の条件を分ける

工場から建物が届き、設置が終わっても、その日から営業できるとは限りません。現地工事と必要な検査・許可の日程を、開業計画へ入れます。

後施工にする入口・外構がある場合は、安全な出入りや営業への影響を設計者と確認します。営業許可が必要な飲食店は、工事前の図面相談と施設検査等も所管の保健所へ確認しましょう。

出典:2040.JP|施工の流れ・山梨県|新しく営業を始める方へ(甲府市内は市保健所が所管)

複数の見積もりは別途・未定を分けて比べる

金額が高いか安いかは、数量・仕様・工事の範囲をそろえてから判断します。次の順に見直してください。

数量と工事範囲をそろえ、有効期限も確かめる

数量と作業範囲が違う見積もりは、そのまま比べられません。仮のA・B案を使い、条件のそろえ方を次の表で確認しましょう。

項目A・Bの違い依頼すること
運搬A:1回
B:2回
台数・区間・据付条件をそろえる
回数の根拠とクレーン費を確認する
給排水A:敷地側も含む
B:建物内のみ
接続位置を図面でそろえる
Bの敷地側工事の費用・担当を確認する
設計・申請A:担当・費用未定
B:別途
両案の見積依頼先を決め、業務と費用を確認する

条件がそろうまでは価格比較を保留し、含まれる費用の二重計上を避けます。未定額は0円にせず、判明した費用の小計と分けて残しましょう。

税込・税別の表示と見積日・有効期限も確かめ、比較時点で使える金額か確認します。

工事区分の出典:2040.JP|コンテナハウスの建築費

予算が合わなければ必須条件を残して計画を見直す

必要な安全・性能・手続きは残し、広さや仕上げの優先順位を見直します。相談する順は、次のように整理できます。

仕様を変えるときは金額だけでなく、使い勝手や工事の日数、ほかの工事への影響も聞きます。変更内容が決まったら、図面・見積書と担当の記録を更新してから進めましょう。

コンテナの費用に関するよくある質問

コンテナの費用について、よくある質問にお答えします。

Q. 最初の概算と正式な見積もりは違うものですか?

A. 概算は仮の条件を含む場合があり、調査や仕様の確定で金額が変わることがあります。何がまだ決まっていないか、何を調べれば金額を決められるかを確認します。

概算・正式見積もりのどちらでも、別途工事と未確定額を含めた比較範囲を確認しましょう。

Q. コンテナなら一般的な建築より安くできますか?

A. 建築方式だけでは決まらず、同じ用途・広さ・仕様と敷地条件の総額で判断します。本体だけの広告価格を、基礎や設備も含む建築費と比べることはできません。

比較先にも同じ希望条件を伝え、含む工事と使える状態をそろえてください。

Q. 工場で仕上げれば現地工事費はかかりませんか?

A. 工場製作でも、基礎・据付や敷地側の設備接続などが残る場合があります。製作する範囲と現地で行う作業を分けて確認します。

2040本部の施工工程の例でも据付後の作業を紹介していますが、すべての商品が同じ工程ではありません。

Q. 借地なら初期工事以外に何を予算化しますか?

A. 賃借の初期費用・賃料と、契約終了時に必要な撤去や復旧の条件を別に整理します。終了時に土地をどの状態へ戻すかを地主や契約担当者へ確認します。

本体の撤去だけで済むと決めず、基礎・設備の扱いと担当を調べ、将来の見積もりを相談してください。

用途と工事範囲を整理して見積もりを相談しましょう

コンテナの総費用を比べるため、見積もりを依頼するときは次の3点を整理しましょう。

「本体以外にいくらかかる?」「どの工事を見積もりに入れればいい?」と迷ったら、ナカゴミ建設が運営するコンテナ専門サイト「2040山梨」へご相談ください。希望する使い方や置きたい場所を伺いながら、費用を確かめるために必要な情報を一緒に整理しましょう。

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