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山梨のコンテナ店舗・事務所|土地と総費用で選ぶ

コンテナの事業利用を考える記事のアイキャッチ。2040 GALLERYの参考実例写真
写真:店舗「Primo Passo」
参考事例|出典:2040 GALLERY

「山梨でコンテナのお店や事務所を始めるなら、何から決める?」「本体価格だけで予算を組んで大丈夫?」

写真で好みの建物が見つかっても、自分の土地で使えるのか、開業にいくら必要なのか迷うのではないでしょうか。

店舗や事務所は、どんな仕事に使うか、どんな設備が必要かを考え、建てられて運び込める土地を選びます。予算は本体価格だけでなく、同じ工事を含む建物の費用で比べましょう。

この記事では、コンテナの店舗や事務所の購入を検討中の方へ、使い方・土地・総費用を比べるポイントをご紹介します。

お店や事務所で何をしたいかを思い浮かべながら、土地と予算に合う選び方を見ていきましょう。

目次

店舗・事務所は用途と必要な設備を先に整理する

店舗Primo Passoを斜めから見た外観。青い外壁と白い柱、屋根のある入口
写真:店舗「Primo Passo」
参考事例|出典:2040 GALLERY・2040.JP(室内写真)

店舗や事務所は、使う人数と業務に必要な設備を整理して計画します。事務所なら仕事・打ち合わせ・物をしまう場所、飲食店なら客席・調理・洗い物の場所を考えます。

参考事例「Primo Passo」は、飲食店の開業前に試行できるシェア店舗として紹介されています。業務用厨房に加え、カウンター席とテーブル席を設けています。

店舗Primo Passoの客席全体。窓側のテーブル席と厨房に面したカウンター席店舗Primo Passoの業務用厨房。シンクと調理機器が並び中央に作業通路がある

カウンター席とテーブル席では、必要な奥行きや、椅子を引くための広さが違います。自分の計画も、客席と厨房の必要寸法を図面に重ねて確かめましょう。

紹介元には飲食店営業・菓子製造業の許可を取得したと書かれていますが、この施設についての説明です。山梨で新しく営業する計画は、業種と施設の条件を所管の保健所へ確認しましょう。

店舗・事務所の広さは設備と動線で決める

事務所プラルトの外観。L字に配置された緑色のコンテナとデッキ
写真:事務所「プラルト」
参考事例|出典:2040 GALLERY

必要な広さは、使う人数や設備、人が通る場所を図面に書き込んで考えます。最初に整理することは、次の二つです。

事務所「プラルト」では執務・打ち合わせの場所に加え、キッチンとトイレも設けています。自分の事務所でも、打ち合わせ・来客・水回りが必要かを書き出すと、執務以外の場所も含めて広さを相談できます。

事務所「プラルト」の室内。壁の小窓とカウンター、床の空間事務所プラルトの大きな窓とカウンター、吊り下げ照明

人数と業務で接客・作業・収納の場所を分ける

接客・作業・収納に使う場所を、人数と業務に合わせて分けます。次の三つを分けると、広さの相談が具体的になります。

店内で調理するテイクアウト店なら、受け渡しのほかに調理・洗浄・材料保管の場所も計画します。営業許可が必要な飲食店は、工事前に図面を持って所管の保健所へ相談してください。

出典:山梨県|新しく営業を始める方へ(甲府市内は市保健所が所管)

使える広さは内装後の寸法と動線で判断する

建物の外側の大きさだけで決めず、内装を仕上げた後の室内に設備と人の動きを重ねます。図面で、次のことを確かめましょう。

机が収まっても、椅子を引くと通路をふさぐ場合があります。手持ちの設備は寸法や型番を伝え、購入予定品は候補の段階で配置を比べると整理しやすくなります。

建てられる土地でも搬入できるとは限らない

敷地と道路、コンテナ、電気・給排水の接続先を示す一般図
図:敷地と搬入時に確かめる場所(概念図)|図を拡大する

建築の条件を満たしていても、運ぶ車が通る道や、建物を設置する場所を確保できるとは限りません。調べる順番は、次のとおりです。

図は確かめる場所を示したもので、搬入の作業図ではありません。実際の可否は予定地と採用する建物の条件で判断します。

土地は用途地域・道路・設備の条件で絞る

土地は、用途・道路と設備接続を同じ項目で整理し、追加工事の内容も比べて選びます。候補地ごとに、次の資料と確認先を整理しましょう。

確認項目資料と確認先
用途・用途地域住所と希望用途を整理し、市町村の都市計画担当部署へ確認する
道路の扱い案内図・公図等を用意し、建築相談窓口へ確認する
残す建物・配置土地の資料と既存建物の図面等で、敷地の取り方を設計者と調べる
電気・給排水接続先の情報を設計者へ伝え、必要な工事と費用を調べる

候補地は、次節の搬入・据付条件もそろえて比べます。追加工事や配置変更の費用を確かめ、未確認の条件が残るなら購入・発注を急がず設計者へ相談しましょう。

用途地域は、建てられる用途を制限する仕組みです。継続して使い、必要なときに自由に動かせないコンテナは建築物として扱われるため、名称だけで手続きを省略できません。

出典:国土交通省|用途規制・コンテナを利用した建築物の取扱い

用途地域の大枠は県の都市計画総括図を参考にし、詳細・最新の情報は市町村へ確認します。建築相談は県の案内にある管轄の建設事務所が窓口です。甲府市内の建築相談は、市建築指導課へお問い合わせください。

出典:山梨県|建築相談の窓口・持参資料(Q7・Q12・管轄表)・都市計画総括図の利用条件

道幅・曲がり角・据付場所で搬入を判断する

搬入の可否は、道幅・曲がり角と車両の待機・据付場所を合わせて判断します。運送・据付の担当者と、次の場所を確かめます。

荷物を積んだ後の大きさや重さによっては、特殊車両通行制度の確認も必要です。経路や据付方法が変われば費用にも影響するため、本体を注文する前に、現地の下見が必要か聞いてみましょう。

出典:国土交通省|特殊車両通行制度

見積もりは費用の範囲と工事分担をそろえて比べる

瓦屋GRAPESの外観。金属外壁に窓と庇を設けている
写真:オフィス「瓦屋GRAPES」
参考事例|出典:2040 GALLERY

見積もりは、建物を使い始めるための費用と、誰がどの工事を手配するかをそろえて比べます。次の3点を整理しましょう。

参考事例「瓦屋GRAPES」は、施主が内装を手がけたと紹介されています。自分の見積もりでも、内装・設備を建築会社と施主のどちらが手配するかをそろえて照合します。

瓦屋GRAPESの室内。天井の仕上げとスポット照明、窓、収納棚瓦屋GRAPESの側面。コンテナの扉と下部の支持部分が見える

建物の導入費と開業の初期費用を分けて整理する

建物の導入費は、本体・内装と、使い始めるための敷地工事・設計・申請を合わせて比べます。見積もりでは、次の範囲が「含む・別途・未定」のどれかを確かめます。

費用の区分見積もりで照合する内容
本体・内装建具・断熱・仕上げ・空調等の仕様をそろえる
敷地・設置基礎・運搬・据付の範囲を確かめる
設備・外構電気・給排水の接続と外構の範囲を確かめる
設計・申請設計や申請の費用と担当を確かめる

土地を買う・借りるときの費用や営業用の備品費も、建物とは別に書き出し、開業予算に入れましょう。仕入れや開業後の支払いに備える運転資金も、建物の見積もりとは分けて考えます。

工場出荷日と開業日は同じではありません。現地に残る工事と検査を確認し、営業許可が必要な業種はその日程も合わせます。内装を別に依頼する場合は、引き渡し条件と作業を始められる時期も決めておきます。

出典:2040.JP|建築費の考え方・施工の流れ、日本政策金融公庫|創業の手引「資金計画」、山梨県|営業許可取得の流れ

別途・未定の費用と工事の分担をそろえる

合計金額が高いか安いかは、別にかかる費用や未定の費用を確かめてから判断します。以下は、工事範囲を比べるための仮の例です。

項目見積A見積B
運搬・据付別途含む
給排水接続未定別途
比較の扱い総額未定総額未定

この例ではAの運搬・据付費と、両案の給排水接続の条件がそろっていません。本体価格が低い案でも、不足する金額と工事範囲を確かめ、誰が手配するかを決めてから総額を比べます。

費用とともに、断熱・窓・空調や仕上げの仕様もそろえます。断熱・耐震の性能を比較するときは、用途・規模と採用仕様に応じた確認資料を設計者に聞いてみましょう。

費用区分の出典:2040.JP|建築用コンテナの仕様と費用。表は比較方法を説明する編集上の例で、実在する企業の見積もりではありません。

相談では用途・土地・予算・時期を伝える

用途・土地・予算・時期は、未定のままでも相談できます。事務所を想定した仮のメモを、次の4項目で見てみましょう。

項目記入例
用途・空間2人の事務所に机2台・棚・来客用の席が必要
来客数とトイレは未定
土地・搬入候補地は未契約で所在地・販売資料あり
道路幅・給排水・クレーンの設置場所は未確認
予算総額は未定
建物・土地・備品・開業後の資金を分けたい
時期開業日は未定
製作・現地工事・引渡しの予定を相談したい

候補地があれば、建築・搬入・設備接続の条件を先に調べます。家具と使い方から必要な広さを決め、見積もりと工程を確かめてから契約を判断しましょう。土地が複数ある場合も、同じ項目で比較できます。

コンテナの導入に関するよくある質問

コンテナの導入について、よくある質問にお答えします。

Q. 土地を購入してから相談する方がよいですか?

A. 購入前に候補地と用途を伝え、建築・搬入の条件を調べると判断しやすくなります。希望する用途や必要な設備によって土地の使い方が変わるためです。

所在地や土地の資料があれば、まず何を確認するか相談できます。

Q. 小型や車輪付きなら建築確認は不要ですか?

A. 大きさや車輪の有無だけでは判断できません。建築物に当たるかと確認申請が必要かは、どこに置き、どう使うかなど、計画の条件に合わせて調べます。

購入前に所在地を所管する窓口へ確認しましょう。

Q. 畑にコンテナの店舗を置けますか?

A. 農地に店舗を置けるかは、農地転用と建築の条件を確認して判断します。駐車場も転用手続き等の確認対象です。

山梨県の農地転用の案内を参考に、市町村の農業委員会等へ相談してください。

Q. 宿泊施設として使うこともできますか?

A. 宿泊施設として計画できる場合がありますが、建築・消防と営業の条件を満たす必要があります。用途や所在地で確認内容が変わるため、建物が完成しただけで営業開始とはなりません。

山梨県の旅館営業の案内を確認し、所管の保健所と建築・消防の窓口へ相談してください。

用途と候補地を伝え、導入計画を相談しましょう

コンテナでお店や事務所を始める前に、使い方・土地・総費用を次の3点で確かめましょう。

「この土地でお店を始められる?」「必要な広さが分からない」と迷ったら、ナカゴミ建設が運営するコンテナ専門サイト「2040山梨」へご相談ください。お店や事務所で実現したいことを伺いながら、土地や予算に合う計画を一緒に考えていきましょう。

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